
イ草の国内生産の9割を占めている熊本県は日本一のイ草の里です。畳表になるイ草は長さが1m以上のものだけで、それ以下の丈のものは燃やすなどして廃棄されています。収穫した中の2〜3割は処分されているのが現状です。
ところが、この短いイ草を使いたいと申し出る業者がタイにあり、八代市の異業種交流団体「エコネットワーク98」が今年8月、試験的な第1便で8トンをタイへ送りました。そして、座布団・枕・マットなどに利用されています。どうにもならなかったイ草が、タイでは活躍しています。
エコネットワーク会長の村上幹夫さんは「品質がいいと非常に気に入っていただけた。これからも取引を続けたいという相談もあった。ゆくゆくはヨーロッパ、ブラジル、ハワイなどへの輸出も考えている」と話していました。
平成に入り、イ草の需要は年々減り、農家数も激減しています。ピーク時の5分の1になったイ草農家ですが、頑張って生産しています。そんな農家の方たちのためにもエコネットワークは“よみがえれ!イ草”をテーマにイ草の需要拡大や用途開発にこれからも取り組んでいくそうです。

