
今日、私は博多湾の東にある、和白干潟に来ています。
広さは80haと小さいのですが、毎年200種以上の渡り鳥がここで羽を休めます。
11月頃から数が増え、中にはクロツラヘラサギやズグロカモメなどの珍しい鳥もやってきます。
野鳥が多く飛来するのは、ここに豊かな生態系があるからです。
1平方メートルあたり1〜3万個ものエビ・カニ・ゴカイ・貝類などが棲息しており、彼らは海水中の有機物を餌にしています。その働きは海水の浄化にも一役買っていて、以前の試算によると、和白干潟だけで、20万人分の生活排水を処理できるんだそうです。
そんなカニや貝類を魚や鳥が食べる。さらには人間が食べる。干潟は食物連鎖にも重要な役割を果たしています。
そんな和白干潟を守ろうと市民による様々な取り組みが行われています。
例えば、「干潟掘り掘り作業」。干潟を耕し、やわらかく酸素の多い土壌にすることで生き物にとって住みやすい環境に整えます。
140万都市といわれる福岡の中にあって、豊かな自然に触れることができる和白干潟は、干潟の原風景をとどめた数少ない場所でもあります。ここに立てば、自然の雄大さ、豊かさにきっと癒されるとおもいますよ。

