
長野県小諸市では、今年からアルピニストの野口健さんを迎えて「森林再生プロジェクト」という計画がスタートしました。これは「浅間山麓から日本の里山を変える」というテーマのもと、5カ年計画で地元の森林整備に取り組もうというものです。その取り組みの一環として、行われているのが森林の「間伐体験」です。今年から市内の小学校のカリキュラムにも取り入れられている活動で、地元の林の中に実際に入って、細い木や枝を間伐していきます。今年9月24日に小諸市で行われた「コスモ・アースコンシャス・アクト・クリーンキャンペーンin小諸」でも、参加者の皆さんにやって頂きましたが、なかなか普段することのない体験に、子供も大人も楽しそうに取り組んでいらっしゃいました。この間伐体験は、“森林の手入れをして、山を育てる”というのはもちろん、同時に、“地元の森を想う心、自然を想う心を育てる”活動でもあります。未来の山と、未来を生きる子供達のココロを同時に育てる・・・、未来につながるこの素晴らしいプロジェクトが、小諸から長野県へ、そして日本へと、大きく広がっていけばいいな。