
おととし2月に開港し、昨年10月には来場者が3,000万人に達した中部国際空港「セントレア」。この年末年始も多くの旅行者が利用しましたが、これに伴って出るのが大量のゴミ。2005年度に空港敷地内から出た指定一般廃棄物の量は約5,540トンでした。中部国際空港会社ではそれらのゴミを一元化して処理するためリサイクルセンターを設置し、収集・分別・炭化作業を行って減量化を図っています。ゴミはそこで15種類に分別され、3,000トンにのぼる可燃ゴミは焼却され、約2,500トンに達した資源ゴミはリサイクルにまわされました。また炭化処理でできた炭は空港島外の施設で燃料として再利用されています。その成果でゴミのリサイクル率は約44.6%に達しました。もちろん現在もその取り組みは続けられていますが、私たち利用者もペットボトルやアルミ・スチール缶をはじめとした第1段階での分別に協力して環境に配慮し、気分のいい旅にしたいものです。