
昨日はヒマラヤの氷河が解けてしまうという話をしました。解けた氷はどうなるかなんですね。ヒマラヤはもっとも上流にあります。だから、水は、ネパールからインドを縦断してバングラデシュに入っていきます。そして、バングラデシュが大洪水を起こしているんです。それで、ベンガル湾から海に流れるんですね。
去年、バングラデシュに行きました。ぼくのイメージでは、町の中に水が溢れていると思っていたんですが、そんな洪水ではないんです。ヒマラヤから解けた水が、ドーンと入ってくるので、川岸が侵食してしまうんですよ。どんどん川が広がっていくんです。去年、ぼくが行った村では、1年間に250メートルも川が広がって家や市場が無く流されたそうです。そんな話を村人に聞きました。
正直、オーバーだと思ったので、今年、もう一度行ってきました。びっくりしました。250メートルは彼らの計算ミスで、実際には800メートルも広がっていました。去年ぼくが行った学校には生徒が1200人いました。今年行ったら、校舎が流されていました。探したら、仮設の学校が奥に出来ていましたが、生徒の数は600人でした。残りの生徒の行方は、先生さえもわからないんです。
ぼくたちは、地球の温暖化について、100年後とか遠い未来に感じているかもしれませんが、バングラデシュのような現場に行ってみると、1年1年なんですね。本当に待ったなしです。今、やらなきゃと思って帰ってきました。


