
山口県田布施町では、近年、高齢化などで遊休農地が増えています。
そこで、食欲が旺盛な羊を放ち、そこに生い茂っている雑草を食べさせて、耕作できる状態にまで農地を再生させる実験が行なわれています。
先月末から今月の頭にかけて、田布施農業高校の生徒らが、田布施町内の作物を栽培していない農地、遊休農地に羊を放って、イモを植えられるまでに蘇らせました。
舞台となった農地は、300平方メートルほどの広さがあり、草や竹が生い茂っていました。ここに、食欲が旺盛という羊を5頭、1週間放って、草を食べさせ、作物が植えられるくらいまでに再生する、そんな実験でした。農業高校生は、羊の小屋を立てて面倒を見ながら、この実験を進めたところ、草だらけの農地を見事に羊がキレイして、今月1日にサツマイモを植えられました。
農林事務所の方にお話をうかがいますと、サツマイモがなったら、幼稚園児らに掘り取り体験をしてもらおう、そういったプランも出ているそうです。さらに、やがては、つくったサツマイモを田布施町の地域交流館で出そうとか、収穫したイモで焼酎をつくろうとか、夢が広がっています。
この実験は、田布施農業高校や山口県、それに田布施町などが取り組んでいるもの。
羊を使った試みは全国的にも珍しいそうです。
今後も、田布施町内では今回のような羊を放っての農地の再生実験が続きます。

