
かつては害虫やカビなどを防ぐため、強い薬品を使った「薫蒸」がほとんどでしたが、健康への不安や収蔵品そのものへの影響が懸念されていました。
そこで登場したのが「総合的有害生物管理(IPM)」という手法です。これは日常的な予防策がほとんどで、害虫捕獲のわなを設置したり、収蔵庫前に、ほこりを落とすマットを敷き外部から害虫を持ち込まないようにしているといった、地道な管理方法です。
かつて害虫対策は「エキボン」という薬品を使った薫蒸が一般的でしたが、オゾン層破壊物質が含まれていて製造中止なりました。
人体の健康や環境保全も考えるとこの方法がよく、時間はかかりますが「文化財保護の面でも効果はある」ということで、エコ管理が浸透してきています。
岩手でも「総合的有害生物管理(IPM)」で所蔵品の管理をしています。環境を考える事は、文化財の保護にも繋がっているんですね。

