
全国的に湖に繁殖するアオコの発生を防ごうとさまざまな対策をとっているというニュースなどを耳にしますが、別府市にある志高湖(しだかこ)もその例外ではありません。
奥別府にある、志高湖は、流れ込む川がなく、水源の大半を雨水に依存する閉鎖型内水面湖。その水量は約13万トン。浄化のため、地下水をポンプで汲み上げて給水しています。
湖には、ニシキゴイ、フナ、エビ、メダカなどが生息していますが、初夏から秋にかけてアオコが発生し、魚の大量死や景観を損なうことがありました。
そこで、湖を管理する別府市総合振興センターでは、滋賀県や大阪・道頓堀川での例にならって、イケチョウガイに注目し、生息調査をはじめました。
このイケチョウガイは、琵琶湖水系の二枚貝で、日本の淡水にすむ貝では最大級の大きさ。最大で30センチぐらいの大きさに成長するそうです。浄化能力に優れており、一日に約200リットル(ドラム缶1本分)の水を浄化するといわれています。
センターでは、約12センチ〜13センチぐらいのイケチョウガイを110個ほどを購入し、湖のいろいろな場所に沈めました。その結果、日照時間が短い場所ほど生存に適していることがわかりました。
イケチョウガイの限界水温は30度とされていますが、志高湖は、水温が32度になることもあるそうです。
今後は、日照時間が短い場所に沈め直して、自然繁殖するかどうかを調べるそうです。
生物による湖の浄化が、待ち望まれます。


