
コウノトリは、水田にいる魚類や両生類を食べて生活していましたが、農薬などの影響で餌となる生き物たちがいなくなり、コウノトリも激減しました。
現在、兵庫県豊岡市は、コウノトリの保護増殖につとめています。どうやら、今回鶉地区で発見されたコウノトリは同市で放鳥されたコウノトリのようでした。
つまり、コウノトリが鶉地区に飛来したということは、鶉地区には豊岡のような豊かな自然が残っている、ということが言えます。鶉地区にはこれまでにも何度かコウノトリが飛来したことがあります。
コウノトリが永住できる場所を目指そうと、2007年に結成された「鶉の里調査隊」。コウノトリを呼ぶには、環境整備が大切です。
地区内で現在取り組んでいるのがミズアオイの栽培です。ミズアオイは環境省の絶滅危惧種に指定されています。コウノトリと同じで農薬の影響で激減した水生植物です。
つまりミズアオイの咲く田んぼは農薬に汚染されていない田んぼ、コウノトリが棲める田んぼ、というわけです。
住民や農家に理解と協力を求めながら、昨年は、稲とミズアオイを共生させた田んぼで、無農薬のコシヒカリ「ミズアオイ米」を作りました。
千里の道も一歩から、と言いますが、お米作りは調査隊メンバーや地区住民にとって、コウノトリを呼ぶための大きな第一歩となりました。


