
2月下旬から4月上旬まで、清流を慕って博多湾より遡上します。シロウオは生きたまま鉢に泳がせ、網で掬って醤油や二杯津で食べる踊り食いが有名です。
また、お吸い物にすると「つくし」などの文字のようになることから「つくし魚」とも呼ばれます。昔は市内の室見川、多々良川、御笠川などで漁が盛んでしたが、現在は室見川のみとなっています。
原因は河川環境の変化と水質の悪化。そんな現状を何とかしようと、福岡市東区の「多々良川にシロウオを呼び戻す会」では、19 年前から、川の清掃、産卵場所の保護、観察会、掲示板での報告などを行い、遡上100万匹を目指しています。
地道な活動が実り、10年前は平均4万匹ほどだった遡上数が今では平均88万匹となり、確実にシロウオが戻ってきていることを感じさせます。
夏休みにはゴムボートレース大会を催すなど、川と住民を繋ぐ活動にも力を入れている「多々良川にシロウオを呼び戻す会」。昨年は福岡市環境行動賞の優秀賞も受賞しました。
シロウオ漁の伝統的な仕掛け、簗に水鳥が集まる博多の春の風景。この季節に福岡にいらっしゃる際は、その味と風景を一度味わってみて下さい。


