
日本酒の原料となる米は減農薬で栽培された地元静岡県産「山田錦」、そして日本酒造りの要となる水は、敷地内の井戸から汲み上げられる天然の地下水を使っています。
この淀みなく澄んだ水があってこそ、美味しい日本酒ができるのです。この地下水はご近所のみなさんに無料で提供しているそうです。
工場の中に入るとたくさんのタンクが並べられ、中では日本酒の発酵がはじまっていました。白くどろっとした液体の表面に無数の小さな気泡ができていて、プチプチと泡のはじける音が聴こえます。
これは、お酒が呼吸している音。とても微かで優しい音です。杜氏さんたちはこの音にじ〜っと耳をすませて、発酵の進み具合を判別します。
美味しいお酒を造るためには雑菌の繁殖を抑えたり徹底的な温度管理をしたりと途方もない手間がかかりますが、こういった日本人ならではの几帳面な日本酒造りには1000年以上の歴史があります。
先人たちから綿々と受け継がれてきたその技術と精神を大切にした酒造りがここでは行われています。


