
村中さんは1960年生まれ、京都市の出身で大学卒業後は京都市で中学校の先生をしていましたが、どんどん少なくなっていく自然環境を目の当たりにし、自然豊かな土地で暮らそうと、ご夫婦で三重県に移住、子供たちに自然体験をしてもらう指導者などをした後、20年ほど前に家具作りに目覚め、その後現在の地に工房を作りました。
木材の反りや節もアクセントにしてしまうとても丁寧な作りの家具を自宅に隣接した工房で長い時間をかけて作っています。
ご自宅でお話を伺ったんですが、ほとんどご夫婦でお建てになったというお家のリビングには、合板の座卓やこれまた合板の本棚などが置かれているんです。
村中さんは、まだ使える家具を自分の手で壊してしまうことはできないと言います。今あるものは大切に使うんですと笑っていました。
家具の製作を依頼されて、先方に伺ったところ、今あるテーブルの代わりのものを作ってと言われて、今のを直して使いましょうなんて言ってしまったそうです。
どの山で育って、なぜ切られた木なのかを確認して、たとえば道路が通るので仕方なく切られたというような木だけで家具を作るそうです。
三重県はまだまだ自然が豊富。住んでいる人たちはそんな豊かな自然に目を向けてほしいと静かに、しかししっかりと話してくれました。
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後ろに写っているのは、ほとんどを夫婦で建てたというご自宅
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工房の道具類
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5月に開催された作品展のスナップ


