
ところで、日本の森林の4割は人工林と言われていますが、人工林は、天然林と違って、人の手によってきちんと管理をしないと荒れてしまいます。こういった人工林の国産材・とりわけ地域材を使用することは、地域の森を守ることにもなるのです。
「讃岐の舎づくり倶楽部」は、家作りの仕組みを原点に立ち返って考えようという団体。2002年から「大黒柱伐採ツアー」なるものを行なっています。これは、家を建てる家族が、自分の家の大黒柱となる木の伐採を見学するというもの。大きな音と共に木が倒れる瞬間には、家族らから感動の歓声があがります。
また、家を長持ちさせる一番のPOINTは、その材質や構造ももちろんですが、何より住む人の愛着が一番です。数十年という時間を生きてきた木が目の前で伐採され、その木で家を建てることで、住む家にも自然と愛着が湧きます。
地域の木材を見つめ直す。地域の森を守る。そして、長く大事に使う。
「エコ」という言葉が生まれる前からある日本の家や森への向き合い方を、今、あらためて考えたいですね。


