
全国有数のたけのこ産地である北九州は、竹林の面積も国内随一。しかし、その多くが放置竹林となっています。
放置竹林の増殖は木を枯らし、里山の多様性を奪うと同時に、山を土砂災害が起こりやすい状態にもしてしまいます。
そんな現状をなんとかしようと、若松地区で毎月「平成竹取伝説」という、竹林の間伐、管理する活動が行われています。
活動を始めたのは、大学で建築学を教える、デワンカー・バートさん。
日本の都市づくりに興味を持ち、日本に来日して19年。
2004年より始めた活動は現在77回を数えます。
バートさんは、「日本は緑が美しい国ですが、竹林は単なる緑ではない。新たな木々を植える前に、竹林を管理して、今ある里山を守る事が大切です」と、仰います。
切り出した竹は粉砕してチップにし、吸水性の高い土壌素材として再利用しています。この素材は、歩道や斜面などに使われ、吸水スポンジの役割や、斜面に緑を植えるための土壌としても期待されています。
今月は12日に開催される「平成竹取伝説」。
地道な活動の先にある目標は、この竹林管理がボランティアの手を離れ、一つの産業として成り立つサイクルを作る事だそうです。


