
琉球大学工学部の瀬名波出先生。
海藻でCO2削減?と冒頭から「???」の私に、先生は優しく分かりやすくその壮大なメカニズムを教えてくださいました。
先生によると海藻は光合成をする際、普通の植物に比べてCO2を10倍早く吸収するということです。そのポテンシャルに目をつけた先生は、海藻でCO2削減するための研究を続けていらっしゃいます。
削減だけではありません。高濃度のC02を海藻に与えることで、生育を早め、とれた海藻でバイオエタノールをつくるためのシステム作りを研究されています。
その循環システムも興味深いです。
発電所から出るCO2を水に溶かし、海藻を育てることでCO2を効率的に回収。そしてその海藻でバイオエタノールをつくり、また燃料にしようというのです。
実際、電力会社と共同で研究を進めた実績もあります。
ちなみに、このサイクルがうまく機能すれば県内のCo2削減目標の60%は達成できるということです。
もちろん、この循環システム全体を見回したとき設備を建設したり、バイオエタノールを精製したりする過程でのCO2の排出量も無視できません。
しかし、先生の研究ではやらないよりはやったほうがよいというレベルまでその循環システムの効率は高まりつつあるのだそう。
既存の施設を活用しながらCO2を削減するという方法、頭を捻ればまだまだありそうです。


