
東京と神奈川の県境を流れる多摩川。
多摩川のニケ領上河原堰の中州周辺に、
今年、およそ100本の塩化ビニールの筒が沈められました。
塩化ビニールというと、水道管などに使われたりする灰色のモノですが、
この筒が、在来魚のシェルターになっているんです。
多摩川にも、ブラックバスなどの外来魚が問題になっていますが、
生態系を壊すのは、やはり、在来魚の卵や稚魚を食べてしまうことなんですね。
それで大きな外来魚が入ってこられないシェルターを作ってあげよう!というワケです。
塩化ビニールの筒は、「おさかなポストの会」が設置したものですが、
実は、環境展示会で使われたものを、いただいて利用しています。
つまり、捨てる予定の廃材を再利用しているんです。
そして、気になるのが、その効果ですが、4月から8月にかけて調査したところ、
管の中からギンブナやウグイといった在来魚やカニなどがおよそ20種、
卵も4種類確認されました。
隠れる場所や産卵場所が増えたので、在来魚の増加も期待できるそうです。
ただ、このシェルター、今は、台風シーズンということで川から引き上げられています。
もちろん、魚のためには、入れたままの方がいいんですが、
シェルターが流されるとゴミになってしまう・・・という配慮からなんですね。
11月頃に、再び設置予定です。
在来魚が増加する効果を証明できたら、全国で行ってほしい取り組みですね。


