
散居村に根付く「カイニョ」
「カイニョ」は、富山県砺波地区に見られる
「散居村」の家々を一軒一軒囲んでいる屋敷林です。
昔から、強風から家を守る防風林としての役割のほか、
落ち葉や枝を燃料にしたり、家の増改築のときの建築資材にしたり、
また果樹や薬草を食糧や薬にしたりしても利用されてきました。
そのカイニョ、いま新たな視点でも注目を集めています。
1、日差しを遮るグリーンカーテンとして
2、木々に生息する昆虫などの生き物が、子どもの情操教育に役立つ
3、カイニョの落ち葉や枝を固形燃料としてリサイクルできないか、という声も。
散居村を展望台から見下ろすと、水田に写るカイニョの影と、
夕日がなんとも言えない絶景を生み出します。
昔からずーっと変わらず見られるこの風景。
今回お話伺ったのはずっとこの地に暮らす柏樹直樹さん(77)。
「一度根付くと動かない「忍耐」。
大きな木も小さな木も一緒に生きていこうとする「共生」。
絶えず酸素をつくる「勤勉さ」。
カイニョからたくさんのことを教えてもらった。
家を守るだけではなく心も育ててくれるんだよ」と笑う笑顔が印象的でした。


