
長崎県の中央には大村湾があります。
湾と言っても外海とのつながりはわずかで、
潮の干満の影響も少ない湖のような海です。
そのため、海底のヘドロ化が進み、青潮・赤潮が頻発するなど問題になっています。
そんな中、牡蠣の殻に付く微生物の力で、
大村湾に注ぐ丸尾川の水をきれいにする取り組が行われています。
しかも使う牡蠣は、生きている牡蠣ではなく食べた後の牡蠣でOK。
特に、焼いた牡蠣の殻は、小さな穴がくつも出来ます。
その殻を川に沈めると穴に微生物が住みつき汚れを浄化するということなんですね。
今年の5月に、地元の喜々津東小学校の4年生も参加して、
1袋20kgほどの袋詰めにした牡蠣の殻を、20個・川底に敷詰めました。
あれから5ヶ月・・・、先月の10月30日に、水質検査を行ったんです。
この取り組みを呼びかけたNPO法人 長崎海洋環境研究会 山中理事長は、
この夏の大雨の影響で、牡蠣殻がばらけて効果があるか心配だったそうですが、
検査では、窒素とリンの量が、上流と下流では半減していて、
セイゴやハヤ、そしてさわガニなど、生き物の姿も多く、驚きの結果でした。
将来は、大村湾に注ぐ多くの川に鮎が帰ってくるように、
今後もこの活動の輪を広げて行きたいということです。

