
秋田県内陸北部の大館市釈迦内地区では、水田の減少で使用されなくなった「ため池」が、生活排水の流入による水質悪化も加わって、雑草と浮き草が生い茂って悪臭のする「泥沼」と化していました。
この泥沼を何とかしようと、隣接する上通り町内会と中通り町内会は、平成17年6月に上中通りため池整備推進委員会を設立し、年4回ほどの草刈りとアヤメなどの植栽といった周辺環境の美化活動を行ってきました。
しかし、悪臭の解消には、泥沼の水質改善が必要なため、平成22年に創設された大館市の地域応援プランを活用して、泥沼を再生し憩いの場として活用することにしました。
まず、泥沼再生と活用のため地域計画を策定。
平成23・24年度、地域住民総出でヘドロや浮き草などの除去といった活動を行いました。
その結果、泥沼が平成24年7月、親水公園に生まれ変わりました。
これをきっかけに、自主的に活動に加わる住民も増え、池に放流する鮒や鯉を地元の方から寄贈していただくなど、活動の輪が広がっています。
今では、ハスやアジサイ観賞のほか、花火大会や釣り大会といったイベントにも利用できる、地域の憩いの場になっています。
また、親水公園内にはカルガモの親子が住みつくなど明るい話題もあって、地域住民の交流も深まっています。


