
福岡の街では今、梅雨空が晴れていくような、勇壮なお祭りが行われています。
博多名物「博多祗園山笠」です。
海水で山車を清めるお潮井とりから始まり、15日早朝の『追い山』まで、街はピリッとした空気と、内側からこみ上げてくるような熱気に包まれています。
さて、そんな福岡のもう一つの名物に『ゴミの収集システム』があります。
どこが名物かといいますと、収集する時間帯が、夜間なんです。
福岡市のゴミの収集が始まったのは明治時代。その頃、ゴミは農家の肥料や家畜の飼料にされていました。そのため、収集作業は農家の方や昼間にお仕事を持っていた方が中心となってされていたそうです。
できれば、仕事が始まる前に終わらせたい、ということで、早朝の収集になりました。その後自動車が普及して、交通量の少ない深夜の作業になったそうです。
深夜の収集には様々なメリットがあります。まず、カラスなどによる食い散らかしが避けられる。そして収集作業による交通渋滞も避けられるので、アイドリング軽減にもつながります。
ゴミの夜間収集も博多祇園山笠も、快適な暮らしや街づくりを考える福岡の人々に受け継がれています。


