
2億年前からほとんど姿を変えていない生きた化石カブトガニをご存知ですか?
堅い甲羅と長い尻尾を持った30センチほどの海の生き物です。日本では、九州北部と瀬戸内のごく一部にしか生息していません。(瀬戸内では山口県を除きほぼ絶滅状態)
貴重な生息地が確認されている山口県では、カブトガニ研究懇話会を中心に、自治体、ボランティアなど保護や研究活動が広がって来ました。(町役場にカブトガニ担当者がいる自治体(平生町)もあるほど)
まだまだ謎も多い生き物ですが、調査研究の成果いろんなこともわかってきました。きれいな砂浜で産卵し、干潟で大きくなるので、この両方の条件が無いと生きていけないんです。
自然海岸の減少などで急速に数を減らしてきました。近年干潟の泥が流されて干潟事態が固くなってきたことにも関係があるようです。
その上、そのうえ成体(大人)になるまで、20数回も脱皮を繰り返し、10数年もかかるんですよ。このゆっくりペースが環境の激変に対応できなかった要因の一つかもしれませんね。
カブトガニは、夏の大潮の満潮時に産卵します。
来週末には県立博物館主催の産卵観察会も予定されています。
実は大人になったカブトガニはメスの後ろにオスが重なった状態で日常的に過ごしているらしいんです。(一生くっつているんですって仲がいいにもほどがある(笑))
この時期、海岸に2匹つながった状態のつがいが砂浜に上がってくる貴重な様子を観察出来ます。
秋には卵からかえった幼生(あかちゃん)の調査も予定されていますよ。地球の大先輩生きた化石カブトガニの命が未来永劫受け継がれるか・・・私たち人間が環境を守れるかいなかにかかっていると言えるかもしれません。


