
今日は、神奈川県の鎌倉からの中継です。
鎌倉といえば、今回の世界遺産登録については残念だったんですが、その鎌倉には、可憐な花が再生しています。
この夏、「鎌倉広町緑地」に、ハンゲショウの群生地が、10年ぶりに本格的に復活したんです。
ハンゲショウは、10センチほど稲穂のような形をしている白い小さな花をたくさんつけて、花が咲く頃には、その花の近くの葉の表面も、白く色が変わるのが特徴です。
日本では、日の当たる湿地などに自生することから適した環境が減って、地域によっては絶滅が懸念されています。
こちらの「鎌倉広町緑地」でも、自生するハンゲショウの群生地は2003年に確認されて以来、見られなくなっていました。
そんな中、NPO法人「鎌倉広町の森市民協議会」が03年、田畑の復元や生態系の再生に取り組み始めました。
活動の一環として、協議会の支援団体「広町田んぼの会」が10年12月から、周囲を流れる小川から、緑地が潤うように水路を整備するなど、湿地を再生に取り組んできました。
そして、この夏、水位が5センチ前後まで上がって、湿原環境が戻り始めたんです。
理想的な環境になったことで、200〜300株が育っていますよ。
さらに、湿地の再生は、水質改善や生態系の回復にもつながって、ヒキガエルやシラサギが見られるようになったそうです。
これからも「鎌倉広町緑地」では、ステキな自然を見せてくれそうですね。


