
世界の綿産地では、化学肥料、除草剤などの農薬の使用で、環境への影響が心配されています。こうした状況を良くしていこうと、農薬や化学肥料を使わないオーガニックコットン製品の必要性が高まっています。
一方、東日本大震災の様々な影響で、福島県の農業は厳しい状況が続いています。生産者が農業を断念するケースも見られ、耕されていない農地があるんです。
また沿岸地域では、津波の影響で塩害を受けた農地が拡がっています。
そこで、ふくしまオーガニックコットンプロジェクトがいわき市でスタートします。2012年春に始まりました。
食用ではなく、塩害にも強い綿を、有機栽培で育てています。ここで収穫されたコットンを製品化する一連の取り組みで、地域に活気と仕事を生み出す復興支援の目的もあるんです。福島から新しい農業と繊維産業を作り出したいと、取り組みが始まりました。
去年は1.5ヘクタールの畑から300キロのコットンを収穫し、この6月にはTシャツが完成しました。2年目の今年も収穫の時期を迎えています。これから冬に向かって綿を紡いでいく作業になります。
肌にも優しいいわき産のオーガニックコットン。しっかりと定着する農業になるために、現在、取り組みが進められています。

