
四国地方、そして中国地方・九州地方・近畿地方にまたがり、豊かな恵みをもたらす瀬戸内海。穏やかな内海に、大小数多くの島が浮かぶこの風景は、世界的にも稀に見る多島美と言われています。
そして実は、この瀬戸内海は、昭和9年に九州の雲仙や霧島とともに、日本で最初に指定された国立公園の一つ。陸域・海域を含めて、日本一広大な国立公園なんです。
今年は瀬戸内海が、国立公園に制定されてからちょうど80年。これを記念して、環境省と香川県、高松市が主体となって、夏には「瀬戸内海国立公園指定80周年記念式典」が実施されます。
また、瀬戸内海は、美しい景観だけでなく、植物や動物の生態系も豊かです。クロマツ、アカマツ、シイなどの植物、日本シカ、ニホンザル、稀少種のスナメリ、カブトガニなどの動物が生息しています。
さらに、瀬戸内海一帯は古くから人と自然が共存してきた地域。島々の段々畑や古い港町などの景観も大きな特徴です。
私たち住むものにとっては当たり前にある瀬戸内海ですが、国立公園指定80周年を機にあらためて、その素晴らしさ、美しさを内外の多くの方々に知っていただくことで、海の環境について、世界的にも誇れるこの景観について、動植物について、文化について考えるきっかけになればと思います。


