
今日は、彦根市日夏町でジワジワと広がっている「ぼかし作り」の話題をお届けします。
「ぼかし」とは、米ぬかやもみ殻と水、さらに少量のEMと呼ばれる多種類の善玉菌を混ぜ合わせてできるもので、有機物を分解する微生物の働きを促進するものです。
モミガラなどで肥料分を「薄めること」、さらに有機物を発酵させて「形を崩す」作用があることから、「ぼかし」と呼ばれます。
昔は全国各地の農家がよく作っていましたが、化学肥料の発達で、肥料になるまでに時間が必要なことから、今ではぼかしを使うことはほとんどなくなってきています。
日夏町では、4年ほど前から、生ゴミを減らす工夫を続けてきた5軒の隣組が、ぼかしを手作りし、生ゴミと混ぜ合わせて、有機肥料をつくり、一切生ゴミを出さないようにすることを習慣づけるようになりました。
また、出来上がった肥料を使って育てた農作物は、鮮やかな花が咲いたり、収穫期が長くなる、といった効果が見られます。
先日、この活動に共感した地域の市民グループ「日夏里(ひかり)エコクラブ」が、協力して行った、ぼかし作りの講習では、住民約60人ほどが集まり、約220キロのぼかしを完成させ、分け合いました。
リーダーの1人は、ぼかしを作り出してから1度も生ゴミを出したことがないそうで、隣近所たくさんのお宅から、生ゴミが一切出ないような地区になれば、と願っています。


