
白河の関、といえば、奈良時代から平安時代頃に機能していた国境の関で、その後も東北(陸奥)への入り口として人々の記憶に受け継がれています。
ここには、白河関の森公園も整えられ、観光スポットとなっています。
ところが、およそ20年前。一歩、裏に入ってみると、休耕田や手をかけていない土地がひろがり、荒れた状況になっていたんです。
これではあまりにもひどい、と考えた地域住民の方が立ち上がって“白河の関地域保全隊”を結成。まず、自然環境を取り戻そうと草刈りから、少しずつ取り組みをはじめました。
草を刈り、ゴミを取り除き、きれいにしていくと、付近の水質も改善され、そこに、ホタルが戻ってきたんです。自然環境が戻ってきた様子を見て、さらに環境整備の範囲を広げていこう、とたくさんの方々が協力し、今ではホタルの生息地としてもその名が広がりました。
8年前からこの場所では毎年白河の関ホタルまつりが開催されています。今年は6月28日(土)に予定されています。この取り組みが認められ、地元新聞社の環境賞も、今年3月に受賞されています。
実は、きっかけは子供たちに自然環境を残したい、という想いから、活動が始まったんだそうです。次の世代に、自然環境のバトンを渡していくのは、私たち大人のひとつの役目なんだな、と感じました。

