
島根と鳥取にまたがる中海。
昭和の干拓淡水化事業によって水質が悪化し生態系が破壊されてしまいましたが、湖底のくぼ地の埋め戻し、浅瀬の再生といった地域住民や行政の精力的な活動によって過去の美しい姿を取り戻しつつあります。
この中海の保全活動をけん引しているのが認定NPO法人自然再生センター。
豊かな汽水域、遊べるきれいな中海を取り戻すため、次のステップとして重要視しているのが、次世代を担う子供たちの育成です。
毎年10月中旬に行われる「WE (ハート) 中海」というイベントでは、地域の小学生がヘドロの原因となる藻の回収作業、回収した藻を使った生き物の観察、そしてその藻を肥料にして育てたサツマイモ堀りに挑戦し、秋の味覚を味わいます。
イベントに参加した子供たちからの感想には「これまで目をむけていなかった中海の色々なことを知り、中海のことが好きになった」などがあり、私たちの生活に密着している中海の魅力に気づくきっかけになっています。
自然再生センターのメンバーは、「イベントを通して中海に触れ、中海の食を味わうことで、中海を守り、中海の良さを伝える大人になってほしい」と語っていました。


