
札幌中心部、テレビ塔のすぐそばにある「札幌市民ホール」の前に、樹齢300年のハルニレの木があります。
開拓時代の歴史を物語るシンボルとして、札幌景観資産にも指定されているんです。
その昔、札幌は、ハルニレに覆われていたと言ってもいいほどだったのですが、現在では、見られる場所がだんだんと限られて来ました。
そんなハルニレの木を記憶にとどめ、次世代に残してゆこうと、種子を採取して苗を作る活動が始まっているんです。
「札幌ハルニレ プロジェクト」といいまして、ここで札幌の歴史を見守ってきた貴重なハルニレを守り、子孫を増やすことで、札幌を緑豊かな街にしようと活動しています。
また、この樹が残すことが出来る環境も守ることで、大気汚染や開発についても考えてゆこうというもの。この樹の下にはシードトラップと呼ばれる種の捕獲網が設置され、落下してきたハルニレの種を集めています。
この種から苗を育てて植えることで、直系の子孫を残してゆこうとしています。
また、小中学生を対象とたワークショップなども開催されていまして、一本の樹を通じて街の歴史と子供達の将来を考えるきっかけにもなっています。


