
環境はもちろん、貧困・人権・平和なども含めた世界を取り巻くあらゆる課題について、未来に繋ぐために今できることは何か考え、実践するための活動「ESD」。
この秋、岡山市では「ESDに関するユネスコ世界会議」の各種関連会議が開催され、様々な取り組みが世界へ発信されています。
そんな中、先日、岡山市の中学校が「第5回ESD大賞」の最高賞にあたる文部科学大臣賞に選ばれ、若い世代の活躍ぶりにも注目が集まっています。
受賞したのは、岡山市街地にある岡山市立京山中学校。授業を通して地域の課題に関心を持たせ、発表の場を与えながら、自ら社会貢献できる生徒を育てています。
また、地域に排出されるCO2量を調べ、地元の科学館と共同で原因や対策を探求するなど、精力的に活動しているクラブもあります。
今年の春は、生徒たちの提言で市道を改良した「緑と水の道」が完成しました。これは約7年をかけて協議しながら、住宅地と県営グラウンドの間にある約400メートル区間の車幅を狭めて歩道を整備したもの。道沿いを流れる用水に棲む生き物を観察できるよう雁木が作られ、地域の子どもたちの環境学習の場としても活用されています。
徳山順子校長は、「ESD教育の中でも特に、環境活動を通して、人に優しく、物を大切にしながら、未来を考える力が育まれているようにみえる。同時に、大人も見落としそうな着眼点で地域の課題に注目し、柔軟な発想で改善策を探る力身につけていて、頼もしい。」と生徒の取り組みを評価しています。
岡山の豊かな自然をより良い環境で未来につなぐために、今後も子どもたちの視点は重要な鍵となりそうです。


