
岩手県・遠野市の高校「遠野緑峰高校」の生徒たちが取り組んでいる「ホップ農家活性化プロジェクト」についての話題です。
遠野市はビールの原料の一つ「ホップ」の生産が盛んなところです。
ホップは長さ10メートルほどにもなる「つる性の植物」ですが、ビールの原料になるのは花の一部分だけ。収穫して残った大量のつるが焼却処分されていました。それをもったいないと着目したのが今回のプロジェクトです。
ホップのつるには多くの繊維が含まれているということから「和紙」が作れないかと考えました。
「ホップ入りの和紙」でなく「ホップ和紙」と呼べるホップの純度が高い和紙を作りたいとの思いで実験を繰り返す日々〜なかなかうまく繊維を取り出せずにいましたが、和紙工房に調査にいった際「天然和紙の原料“コウゾ”は皮に繊維が詰まっている」という情報を得て実験したところホップの皮から繊維の抽出に成功!研究を重ねて「100%ホップ和紙」が完成しました。
このプロジェクトの発表は、農業の甲子園とも呼ばれる「日本学校農業クラブ全国大会」で最優秀賞(文部科学大臣賞)を受賞し、地域の話題にもなっています。
「ホップ和紙」は現在、名刺やしおり、ハガキなどになっていろんな人たちの手に届けられていますが、他にも活用できるのではないかと検討されています。
地域に根ざしたホップのリサイクルの活動は「ホップ・ステップ・ジャンプ」でさらなる夢に向けて進んでいます。


