
日本三大名園のひとつ、金沢にある兼六園では雪から木を守るため枝を縄で固定する「雪吊り」が園内の木々に施されます。
雪吊りの作業は11月から約1か月半かけて行われ、大きな木のてっぺんから地上に向けて放射状に縄が伸びる景色は大変美しく北陸の冬の風物詩となっています。
雪吊りに使用する大きな柱や竹はよほど損傷がない限り、翌年も使用しています。更に今年はエコな縄を実験的に使用することになりました。
実は、この縄は地元小松市で生産されているイ草でできています。使用しているイ草は丈が短く、畳の材料としては適さず処分していた草を有効活用するために作られました。
小松のイ草でできた縄を、夏に台風が接近した時に一部の木に実験的に使用したところ問題がなかったことからこの冬「雪吊り」にも使えるかを実験することになりました。
大雪にも耐えられる強度がイ草の縄にあれば、より石川らしさが増した冬の風情をこれから楽しめるようになりそうです。


