
「もみ殻循環プロジェクト」の活動は、富山市のお隣、射水市ですすめられているものです。
富山は、米どころの一つで、毎年多くのコメが生産されます。稲からコメともみ殻に分けられて、コメは食卓に上りますが、もみ殻はどうするのか。
たいがいは燃やされて灰になったり、田んぼにまかれたりしますが、これを上手に利用するのが、「もみ殻循環プロジェクト」なんです。
まずもみ殻を燃やします。燃やすときの熱は、エネルギーに換えられます。燃やしたもみ殻は、ふつうは灰になってそれで役目が終わるのですが、新しい技術、コントロール燃焼をすることで、水に溶ける非結晶シリカというものになって、次の役目が生まれます。
どんな役目かといいますと、1つは、植物が吸収できる状態のシリカですので、新しいコメや農産物が育つための栄養になります。もう1つは、ポリマー化させて、コンクリート製品にします。酸に強い下水道管や鉄道の枕木になったり、丈夫な建設資材になります。
このポリマーコンクリートは、一般的なコンクリートに比べて、CO2を80%削減してくれる、環境にとても優しいものです。
こういったもみ殻のプロジェクト、長い研究段階を経て、この春以降、実用化のための本格的な実証が行われることになっています。

