
島根県大田市と飯南町にそびえる三瓶山。
大山隠岐国立公園に指定されており、島根県西部のシンボル的存在です。
その独自性は裾野から山頂に至る広大な草原風景。
かつては数千頭もの牛が放牧されており、牛が適度に食べることによって美しい芝が維持されてきましたが、昭和後期の三瓶山の観光地化、交通路の整備によって草原は徐々に衰退してしまいました。
そこで三瓶山の草原景観を維持するために設立されたのが、認定NPO法人「緑と水の連絡会議」。
市民ボランティアと協力しながら、放牧・草刈りなどの保全活動や草原の生態系を学ぶフォーラムを開催しています。
いよいよ新緑の季節がやってくる!ということで3月下旬には毎年恒例の「野焼き」が行われました。
秋冬の間に堆積した枯れ草を焼くことで、新しい芽が成長しやすい環境を整える大切な作業です。今年は好天が続いたこともあり例年以上に広い範囲を燃やすことができました。
4月の中旬頃には新緑のじゅうたんが出来上がり始めていることでしょう。
緑と水の連絡会議のメンバーは、「三瓶山に限らず日本全体で草原への関心が薄れ始めている。草原を題材とした質の高い環境教育を行うことが大切だ」と語っていました。


