
富山県の東、黒部市の宇奈月温泉街で行われている「でんき宇奈月プロジェクト」。
このプロジェクトは、小水力発電を行って、エネルギーを地産地消しましょうというプロジェクトです。
宇奈月温泉は、近くを流れる黒部川の水力発電と昔から深いつながりを持っている地域で、常に安定した量の生活用水が利用できます。この安定した生活用水を利用して、まずは小水力発電を行います。
現在、「でんきウォー太郎1号」という小水力発電所が稼働しています。
ここで作られた電気は、温泉街を走る10人乗り電気バス、エミューのバッテリー充電や、小水力発電所にそばに立つ公民館の通路の照明、そして防犯灯の電源に利用されています。
また、温泉街なので、温泉の熱、いわゆる地熱も利用できます。この地熱を利用して、駐車場の雪を解かす、融雪装置を、地元の建設会社が設置しています。
地元にあるエネルギーを活用して電気を生み出し、消費していて、しかもCO2はゼロという、低炭素社会を、この宇奈月温泉街では展開しています。
このプロジェクト、今年2月に行われた「低炭素杯2015」で、2番目にあたる「環境大臣賞 地域エネルギー部門」で金賞を受賞しました。
そのほか、「第5回地域再生大賞 東海・北陸ブロック賞」、「平成26年度環境とやま県民会議会長表彰」設けています。
現在も、県内外から多くの視察を受けているということです。
今年3月に北陸新幹線が開業して、宇奈月温泉がより近くなりました。これからの季節、豊かな自然と心地よい温泉、そして、クリーンな温泉街を楽しんでみてはいかがでしょうか。


