16時を少し回った頃、まずはフィッシュマンズがステージに登場した。
ゲスト・ボーカルとして参加したクラムボンの原田郁子、神聖かまってちゃんのの子を含む7人編成でのステージ。
1曲目の「SEASON」のイントロが流れ始めると、会場がフィッシュマンズの空気で満たされていく。茂木欣一が歌い出すと座っていたオーディエンスも立ち上がり、その心地いいサウンドとボーカルに身を委ねていった。続く「土曜日の夜」では、の子がリード・ボーカルを取り、フィッシュマンズのサウンドとの子の個性が絶妙に絡み合っていく。歌っているの子も、とても気持ち良さそうだ。
「やぁ、みなさん。フィッシュマンズです!毎年4月22日に(アース・デーにちなんだ)イベントが行われていて、今回は "EARTH×HEART" という企画の1回目。ホントに光栄です。今回、の子くんと初めて絡むんですけど、すごくスリリングです。今日はサカナクションとフィッシュマンズでライブをやるので、このスーパーアリーナ、思い切り泳ぎ切りたいと思っています。最後までよろしく!」
茂木のMCで、会場の熱気もさらに上がっていった。
続く「あの娘が眠ってる」もの子がボーカルをとったが、この曲でも心地いいサウンドと感情の赴くままに表現するの子の化学変化を楽しむことができた。曲の後半には、の子がギターをかき鳴らし、そしてそのギターを床に叩き付けて破壊するパフォーマンスでみんなを驚かせてくれた。