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2019.04.10

第2回　セールスフォース・ドットコム　熊村剛輔さん

セールスフォース・ドットコム: 熊村剛輔さん

サックス奏者からIT業界へ！転職10社目！

今日スタジオに起こしいただいたのは熊村剛輔さん。
熊村さんは、1974年生まれの45歳。
サックスのプロ奏者からエンジニアになり、その後、プロダクトマネージャー、
オンライン媒体の編集長、大手ソフトウエア企業のウェブサイト統括、
ソーシャルメディアのマーケティング戦略担当、
アパレルブランドのデジタルマーケティング担当などを経て、
現在は、クラウドサービスベンダー「セールスフォース・ドットコム」で
エバンジェリストをされています。

鈴村　　プロのサックス奏者は何年ほどやっていらっしゃたんですか？

熊村　　学生時代にプロ活動していた事態も含めると、
　　　　５、６年はやってましたね。

鈴村　　5年もやったらプロとして成果も上がっている頃ですよ。
　　　　そこでIT業界へ転職を決めたってのはなぜですか？

熊村　　今しかできないことっていろいろあるなと思っていて、
　　　　その中できちんとビジネスにかかわっていきたいなというのが
　　　　強くありまして、音楽って仕事辞めた後でも戻れるから、
　　　　いつでも戻れるかなっていうのがあったので、
　　　　今しかできないことをやろうと思ってあえて今の道を進んでます。

鈴村　　すごいなぁ。勇気はいりますよね？

熊村　　いりますね。ほぼ経験ゼロで飛び込んじゃいましたからね。

鈴村　　ITの知識はなかったんですか？

熊村　　ゼロです。

鈴村　　すごい！そこからなぜITに行ったんですか？

熊村　　たまたま知人がITベンチャーを経営してたので、
　　　　そこにお世話になったってのが本当にスタートですね。

鈴村　　プロフィールをみるとですね、
　　　　転職をするごとにステップアップしてらっしゃると。
　　　　これまでどのようなタイミングで転職を決断してきたのかを
　　　　お伺いたいんですけども。

熊村　　新しくやりたいことができたであるとか、
　　　　もっと大きな仕事をやっていきたいであるとか、
　　　　自分の中で選択肢を作りたいなっていう時に
　　　　転職を一つの選択肢として選んだっていう形ですね。

鈴村　　自分ができることが増えると、
　　　　また新しい物に行きたくなるってことですよね。
　　　　自分的にはうまくいってる感じですか？

熊村　　うまくいってるように日々頑張ってます、
　　　　というのが正しい答えかもしれません。

鈴村　　確実にキャリアアップしてると思うんですけど、
　　　　現在の会社、「セールスフォース・ドットコム」、
　　　　これは何をする会社なんですか。

熊村　　いろいろなビジネスをやらせていただいてる会社なんですけども、
　　　　一言で簡単に言ってしまうと企業のデジタル化、
　　　　クラウド化というのをお手伝いする会社です。

鈴村　　なるほど、データとかがアナログな会社が多いですからね、
　　　　それをクラウドだったりで管理していくんですか。

熊村　　営業活動であったりマーケティング活動というところに役立てていこうと、
　　　　働き方を変えていこうというのが一番の大きなビジネスになります。

鈴村　　そんななかでエヴァンジェリスト、これはどういうお仕事になるんですか。

熊村　　テクノロジーって非常に難しいところがあるじゃないですか。難しいものを
　　　　わかりやすく簡単に普及させていくというのが大きな業務になってまいります。

鈴村　　デジタルアレルギーって山ほどあるんですね。会社の中でデジタル推進させた
　　　　いって思ってる人たちと、アナログのままがいいって会社の中にそれぞれいたり
　　　　するんですけども、そういう人たちの相談に乗っていただけると。

熊村　　そうですね、自分自身そういった立場を経験したこともありましたので。

鈴村　　やりがいはどんなところに感じてますか？

熊村　　いろいろな方とお会いできますし、いろいろな業務に携わることができますし、
　　　　自分の引き出しをもっと広くさせてくれるような日常が続いているので、
　　　　非常にハッピーです。

鈴村　　サックス奏者から始まって、
　　　　これまで仕事いろいろやってきてらっしゃると
　　　　思うんですけど、これまでの仕事で学んだこと、
　　　　それを今の会社でどう使えているかってことってお話しいただけますか。

熊村　　仕事が変わっている意識はほとんどなくて、人にものを伝えていくというのが
　　　　自分の中でベースになっていますと。それを楽器を演奏して伝えるのか、
　　　　技術の話をわかりやすく伝えるようにしているのかという違いだけで、
　　　　目の前にいる方が喜んでくれたり、感動してくれたり、納得してくれたら
　　　　自分はいつもハッピーだなって気持ちでやってますね。

鈴村　　素晴らしいですね。本当に伝道師なんですね。
　　　　自分をエンタメしてる証拠ですね人生がね。
　　　　すべてが当てはまるというか、どの仕事も同じポイントがあるという
　　　　か、そういうところがうまく機能している。でもサックス奏者であったことが
　　　　確実に生かされてるってことですね。

熊村　　自分がサックス奏者でステージの上で演奏して、
　　　　目の前のお客様の反応を感じるような仕事をしてなかったら、
　　　　今の仕事で得られる感動って得られなかったかもしれないですね。

鈴村　　転職を考えてる方がいらっしゃると思うんですけど、アドバイスありますか？

熊村　　自分が信じるものを強く持つということ、
　　　　そのためにどこで何ができるか常にアンテナを張り、
　　　　例えば可能性が外にあるのであれば、
　　　　一生懸命頑張って転職していくってことは、選択肢の一つとして考えよう、
　　　　っていうのはありますね。

鈴村　　熊村さんにとって、転職とは何ですか？

熊村　　少し規模の広い人事異動に近いものがあります。
　　　　ただ努力は必要ですし、一つ人事異動とは違うのが、
　　　　自分で作っていけるってことですね。
　　　　行先であったりタイミングであったり自分で切り開いていくことが
　　　　できるっていうのが一つ大きく違うと思います。

鈴村　　素晴らしいお話、どうもありがとうございました。