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パーソナリティ 更なる高みを目指し、転職・キャリアチェンジをした人の仕事論とは?
新たな環境・異なる仕事に就いて輝いている人や専門家の方に話を伺いながら、
ステップアップの秘訣、それで広がるキャリアの可能性について考えてゆきます。
通勤中のいつもの10分が、まだ知らない自分に出会える10分になるかもしれません!

オンエアー 放送後記 オンエアー 放送後記

2019.05.18

第7回 エキストラ 竹岡善彦さん

竹岡善彦
エキストラ
竹岡善彦
転職で陸・海・空を制覇!!

今週スタジオにお越し頂いたのは竹岡善彦さんです。
現在59歳。大学卒業後海上自衛隊に入隊され、
1年の訓練を経て航空部隊に配属。
13年間勤められた後、37歳の時に自衛官を辞め、
スキューバダイビングのインストラクターに転職。
42歳の時に警備会社に就職。
大手デパートの警備責任者として働きSPの資格を取得。
そして、57歳になり定年を前に退職し、エキストラに転職。
現在は映画やドラマ出演されています。

鈴村  すごいですね・・・
    今日テーマがパワハラなのでこれもちょっと聞きたいんですけど。
    職場でパワハラあった経験ありますか?

竹岡  自衛隊の時には。私がいたのは30年か20年くらい前になるんですけど。
    今では想像出来ない・・・まず入ったのが海上自衛隊の海軍兵学校の建物。
    居住区も勉強するところも全部そのまま使っているんですね。
    思想もそのまま残ってまして、軍隊教育が続いてて。
    今ではかなり改善されたでしょうけど当時は軍隊教育そのままでしたね。
    言えないです。

鈴村  ですよね〜。これはこのくらいにしておきましょう!
    そんな13年間務めた海上自衛隊の自衛官。これをお辞めになったのはどんな
    理由があるんですか?

竹岡  これはですね、私の浅はかな差なんですけど、飛行機乗りになれた。
    ずっと飛行機に乗っていられると思ったんですね。
    でもそうではなくて大卒で入って幹部になった人間は現場、
    飛行機に乗るっていうことその期間が短いんです。
    だからどんどん階級は上がっていくんですけど・・・

鈴村  キャリアアップしちゃうんですね。

竹岡  そうなんです。デスクワークになっちゃうんです。管理職。
    私も37歳で辞めたんですけど内示が出てたのは
    海上幕僚監部の人事部課って言われていました。
    37歳から定年が早くて54歳なんですけど、
    その17年間で飛行機に乗れるのあと1年か2年。
    それにしがみつくか、次にやりたいものをやるか、
    という岐路に立たされて後者を選んだんです。

鈴村  それでスキューバダイビングのインストラクター!
    逆に海に行くんですね。

竹岡  飛んだり、潜ったり特殊な環境が好きなんで。

鈴村  極限状態が好きってことですか。

竹岡  自衛隊の中にもそういう組織、潜水隊というのがあって
    特殊な潜水作業をやるわけですよ。
    そういった過程もあるんですけど、
    飛行機乗りになってましたからそちらに進むことが出来なくて・・・

鈴村  そういうものなんですね。

竹岡  だからもう辞めて、民間のレクリエーションダイバーのインストラクターと
    潜水士の国家資格を取って、そっちにいきました。
    それも子供の時からの夢だったんですね。

鈴村  ちゃんとやっぱりやりたいことがあって、別の職場にいかれてるんですね。
    本当に悩んで、飛行機かインストラクターかしっかり悩んで
    インストラクターを取ったんですよね。

竹岡  そうですね。現場で活動したかったんですよ。

鈴村  その後警備会社で働く責任者となりSPの資格まで取ると!
    これはどうしてですか?

竹岡  ダイバーの現場で働くのが年齢的にキツイんですね。
    43歳くらいになってましたから。
    もう現場で働く時期ではないと。で、昔の先輩とかのツテもあって
    飛んだり潜ったりやめてそろそろ地に足つけろと。
    警備の方に来ないかということで警備の方へ。
    ただの警備とちょっと変化を求めてというか、
    可能性試したくて私服保安やSPトライして・・・

鈴村  常に高みを目指しているんですね!
    その職業においての何か特殊な立ち位置とか高みを目指す。
    で今エキストラなんですよね?

竹岡  はい。

鈴村  これは何故ですか!?

竹岡  結局警備になって13年間は横浜とあるデパートの隊員が
    30人くらいいるところに勤めてたんですが、
    最後の3年間というのはある女子大学の警備員だったんですね。
    そこの女子大学施設がすごく綺麗で、そこにドラマのロケ隊が来たんです。
    で、その撮影風景見ててワクワクしてくるんです。
    「あれ?これちょっと待ってよ・・・!」と。
    自分が高校の時に最初に将来の仕事を思った時に
    目指したのこれだったじゃないか!
    撮影現場で働くこと。
    監督とか俳優とかじゃなくても照明でも撮影でも
    カメラマンでも音声でも何でも良かったんですね。
    「これだ!ここで警備員やってる場合じゃない!」と思って。

鈴村  すごい。いつまでも子供の心を忘れないんだ!
    時間足りないですね。聞きたいこと一杯あるんですけど。
    最後にこれ聞かなきゃいけないと思います。
    竹岡さんにとって「転職」とはなんですか?

竹岡  ちょっと偉そうなんですけど、
    「自分の人生において次の夢への第一歩」だと思ってます。

鈴村  本当に説得力の塊ですね。そのまま生きて来られましたね。
    勇気を貰いました!竹岡さんありがとうございました!
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