新年度がスタート。
ふるさとを離れ、新たな生活を始めた方、調子はいかがでしょう？　
慣れるまでには、ちょっと時間がかかると思いますが、新生活を送り始めたリスナーさんから、こういったメッセージをいただきました。

かりちゃん
静岡にいた時から、毎週欠かさずに聴かせて頂いてます。
４月から大学院に進学して１人暮らしがスタートしました。
今でまだ１週間といったところで、不安もありますが、頑張ろうと思っています。

東京に来てすぐに、人にすごく親切にしてもらって涙が出たことがありました。
４月４日の月曜日です。買わなくちゃいけないものがまだたくさんあって、私は駅のそばのスーパーマーケットで大量に買い出しをして店を出ました。
荷物を自転車のカゴに乗せ、出発しようとした時に、ちょっと雨が降ってたせいで、私は鉄のマンホールのような蓋で足を滑らせ、派手に転倒しまいました。

自転車は倒れて荷物が散乱し、その時に私はハンドルで鼻を打ってしまって鼻血。
見る見るうちにマスクが赤く染まって、その場でしゃがみこんでしまいました。

なんとか鼻血を抑えながら、荷物を拾おうと思ったんですが、鼻が痛くて動けないでいたら４０代くらいの女性が駆け寄って来てくれて「座ってなさい」と私を、その場に座らせてくれて、荷物をひとつずつ拾ってくれました。
そして破れていた私のレジ袋の物を、その方がお持ちだったエコバックに入れてくれて自転車のカゴに入れてくれました。そしてコンビニエンスストアに走って、マスクとティッシュを買ってきてくれて「これで綺麗にしたらいいからね」といって渡してくれたんです。

涙が止まりませんでした。
何度もお礼を言ってエコバックのお金を払おうとしたら、「気にしなくていいから」と言い、その女性は駅の方に行かれました。

本当に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
名前も聞けませんでしたが感謝しかありません。
叔父から、東京の人は冷たいから気をつけなさいって聞かされ、こっちに来ましたが、全然そんなことないって思えました。
いつか再会できたら、直接お礼を絶対に伝えようと思っています。

このメッセージを読んだ福山さん、
「東京にもあったんだねー！」と一言。

こういう方がいらっしゃるから、東京も日本も現代も捨てたもんじゃないな、いいもんだなって思いますよね。東京のような都市の場合、礼儀としてあえて接触を控える“儀礼的無関心”みたいな空気、あったりします・・・そんな話をしつつ、福山さん。かつて南フランスの街・アルルを訪れたときのこと思い出していました。ゴッホの絵に描かれた橋の場所に行こうと、バスを探していたとき、地元の小学生くらいの男の子が、身振り手振りで教えてくれたのだそうです。

どんな場所にも優しい人はいるわけで、いい出会いがあること、祈っています！
・・・と、福山さんがおっしゃったとおり、『福のラジオ』では、新たな生活を始めたすべての方を応援しています。
新たな生活で感じたこと、いつでも福のラジオまでお寄せください！