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宮本亜門 第3回 未来授業 Vol.936
Podcast
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未来授業、今週も昨年秋に東京で行われた公開授業の模様をお伝えします。
『戦後70年のイノベーション〜新しいニッポン人の突破力』という全体テーマのもと、
節目の年、私たちが生きているのはどんな世界なのか?
何が求められ、何ができるのか?
各界の知の巨人たちが、直接大学生に語りかけました。

今週の講師は演出家・宮本亜門さん。
『ライブがこれから求められること〜異種格闘技が切り開く未来』と題し、
生身によるコミュニケーションの大切さについて考えています。
高校時代にひきこもり生活を送った宮本さんは、
自分と人との違いに眼をつぶるのではなく、
それを強みに変えることの魅力に気づきました。
その後1987年、オリジナルミュージカル『アイ・ガット・マーマン』で、
宮本さんは演出家デビューを果たしまします。
このミュージカルというエンターテインメントも、
さまざまな違いを乗り越えて生まれたものです。
近代のエンターテインメントの多くに共通する要素は、どんなのか?
演出家という仕事の成り立ちとともに聞いてみましょう。

未来授業3時間目、テーマは『エンターテイメントとイノベーション』。

◆宮本亜門(ミヤモト・アモン)
演出家
1958年1月4日生まれ 1987年 オリジナルミュージカル「アイ・ガット・マーマン」で演出家としてデビュー、同作品で文化庁芸術祭賞を受賞。
2004年 東洋人初の演出家としてニューヨークのオンブロードウェイにて「太平洋序曲」を上演し、トニー賞の4部門でノミネートを果たす。
2005年に上演したミュージカル「Into The Woods」の演出で朝日舞台芸術賞の秋元松代賞を受賞。
2011年1月には、KAAT神奈川芸術劇場こけら落とし公演として三島由紀夫原作の「金閣寺」を舞台化し、NYリンカーン・センター・フェスティバルに正式招聘される。
2013年5月、バンクーバーオペラにて初のカナダ公演となる「TEA:A MIRROR OF SOUL」を再演。8月 には初めての歌舞伎演出となる市川海老蔵自主公演「ABKAI」を上演。9月には欧州初のオペラ演出としてオーストリアにてモーツアルトのオペラ「魔笛」を世界初演し、日本でも2015年7月に上演予定。
ミュージカルをはじめ、ストレートプレイ・オペラ・歌舞伎などジャンルを越える演出家として国内外で作品を手掛け、精力的に活動の幅を広げている。