未来授業2019
講義について
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東京会場SESSION 1

2019年10月3日(木) 17:00-18:30

山中伸弥 川上未映子 山中伸弥 川上未映子
テーマ
〈いのち〉は一体だれのもの? 〈いのち〉は一体だれのもの?

東京会場SESSION1の講師は京都大学iPS細胞研究所所長・山中伸弥さんと芥川賞作家・川上未映子さん。 ヒトiPS細胞の作製に世界で初めて成功した生命科学のトップランナー・山中さんと、新刊「夏物語」で子を産むことの意味、 生まれることの意味を問いかけた川上さんが、〈いのち〉をめぐる根源的な問いを学生たちに投げかけ、ともに考えます。

再生医療に飛躍的な発展をもたらす可能性があると言われるiPS細胞 。 現在、iPS細胞から精子や卵子を作製する研究や動物の体内で臓器を作る研究が行われています。 またゲノム編集技術はこの数年で目覚ましい発展を遂げ、昨年、中国の科学者がヒトの受精卵のゲノムを改変し、 「ゲノム編集ベビー」が生まれたことが議論を呼んでいます。

わたしたちが〈いのち〉を授かるための選択肢も今やひとつではなくなりました。代理母出産、精子・卵子の凍結保存、 AID(第三者精子提供)など。子を産むのに、必ずしも男女(父と母)が揃う必要すらない時代へ。

ただ、受精や出産に関する<いのちの技術>がすすむにつき、<生まれてきた子供が親を知る権利>にも 考えを及ぼさなくてはいけないという新たな問題も発生しています。

また、近年、自分の死に方を自分で選ぶ<安楽死>に関しても議論が起きており、 自分の生や死を選ぶのは誰かという新たな問いが生まれてきています。

医学・生命科学の「ムーンショット」は私たちをどこへ連れて行くのか。 “男女が結ばれ子を産む”という自然の摂理を超えた先にあるものはなにか。

そんな世界で〈いのち〉は、かつてと同じ価値を持つのか。 わたしたちは〈いのち〉を、どこまで自由にしてよいものなのか。 今まで自分のものだと思っていた<いのち>の終わりを決めるのは誰なのか。


山中伸弥 やまなかしんや

1962年、大阪市生まれ。神戸大学医学部卒。大阪市立大学大学院研究科修了。 米国グラッドストーン研究所博士研究員、京都大学再生医科学研究所教授などを経て、2010年4月から京都大学iPS細胞研究所所長。 2006年、体を構成するすべての細胞に分化する可能性を持つ人工多能性幹(iPS)細胞を マウスの皮膚細胞から作製したと発表。2007年にはヒトの皮膚細胞からiPS細胞を樹立したと発表した。 2012年ノーベル生物学・医学賞を受賞。

川上未映子 かわかみみえこ

1976年、大阪府生まれ。 2008年、『乳と卵』で第138回芥川賞を受賞。 2010年、『ヘヴン』で平成21年度芸術選奨文部科学大臣新人賞、第20回紫式部文学賞受賞。 2013年、詩集『水瓶』で第43回高見順賞受賞。短編集『愛の夢とか』で第49回谷崎潤一郎賞受賞。 2016年、『あこがれ』で渡辺淳一文学賞受賞。他に『すべて真夜中の恋人たち』や村上春樹との共著『みみずくは黄昏に飛びたつ』など著書多数。 『早稲田文学増刊 女性号』では責任編集を務めた。最新刊は長編『夏物語』。

東京会場SESSION 2

2019年10月3日(木) 18:45-20:00

舟津圭三 石川直樹 舟津圭三 石川直樹
テーマ
地球が教えてくれること~THINK SOUTH FOR THE NEXT~ 地球が教えてくれること~THINK SOUTH FOR THE NEXT~

東京会場SESSION2の講師は、探検家の舟津圭三さんと写真家の石川直樹さん。
過酷な自然環境に挑み、奇跡を成し遂げた二人が、この地球を受け継ぐ君たちへ贈る挑戦の遺伝子。
君は、いま、死を賭してまで実現したい大きな夢があるでしょうか。人種も年齢も異なる仲間がいるでしょうか。
飽くなき探究心と有り余る行動力で挑戦を続けてきた二人と一緒に、地球の未来を考えましょう。

世界中が驚いたチャレンジから、今年で、ちょうど30年。
犬ぞりだけで南極を横断するという挑戦です!
言葉や文化の壁を乗り越えながら、不可能と言われた冒険を成功させた6人組のチーム。
そのひとりが、日本人である舟津圭三さんでした。

南極点に到達した6人は、連名で、世界へメッセージを発信しました。
タイトルは、「THINK SOUTH」です。

”我々南極大陸横断国際隊は、今日、南極点に到達しました。
今、世界がひとつに交わるこの南極点から、世界の人々にメッセージを送ります。
人はたとえどんなに困難な状況においても、
民族、文化、国家を越えて、共に生きてゆけるはずです”

この30年間で、科学技術や人工知能は飛躍的に発展しました。
だれもが宇宙旅行を楽しめる未来も、
わたしたちの知能をAIが超えるシンギュラリティも、すぐそこまで迫っています。

ところが、世界が抱える問題は、より、複雑になっています。

プラスチックの海洋流出は、2050年にも、魚の量を超えると言われています。
気候変動は、5年前の3倍の速度で南極大陸の氷を溶かしています。
世界の人口は、2100年には110億人を突破します。
このままでは食糧が足りなくなり、平和は、ますます、遠ざかっています。

探検家の舟津圭三さんと写真家の石川直樹さん。
飽くなき探究心と有り余る行動力によって世界を旅する二人と考えるのは、未来です。
この地球を未来へつなげるために、あなたには、なにができるでしょうか。


舟津圭三 ふなつけいぞう

1956年大阪生まれ。米国ミネソタ州・アウトワードバウンドスクールで野外教育のプログラムを学び、 ミネソタ州、モンタナ州、アラスカ州等で若者や一般社会人への野外教育を実践。 1988年グリーンランド犬ぞり縦断後、南極大陸横断国際隊に参加。その後は米国アラスカ州に移動し中長距離犬ぞりレーサーとして活躍。 3大長距離犬ぞりレースの全てで新人賞を受賞するほか、アウトドア教育の一環として冬のアラスカでの犬ぞりキャンプも実施。 1990年朝日スポーツ賞、テレビ朝日ビッグスポーツ特別賞。 2015年からは北海道仁木町NIKI Hillsビレッジにてワイナリー、ガーデン、森のプロジェクトに参画している。

石川直樹 いしかわなおき

1977年東京生まれ。写真家。東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。 人類学、民俗学などの領域に関心を持ち、辺境から都市まであらゆる場所を旅しながら、作品を発表し続けている。 『NEW DIMENSION』(赤々舎)、『POLAR』(リトルモア)により、日本写真協会新人賞、講談社出版文化賞。 『CORONA』(青土社)により土門拳賞を受賞。著書に、開高健ノンフィクション賞を受賞した『最後の冒険家』(集英社)ほか多数。 最新刊に、エッセイ『極北へ』(毎日新聞出版)、写真集『この星の光の地図を写す』(リトルモア)など。 都道府県別47冊の写真集を刊行する『日本列島』プロジェクト(SUPER LABO×BEAMS)も進行中。

応募概要

日時:
2019年10月3日(木)16時30分開場
SESSION1 17時~18時30分 山中伸弥×川上未映子
SESSION2 18時45分~20時 舟津圭三×石川直樹
会場:
TECH PLAY SHIBUYAアクセス
〒150-0042 東京都渋谷区20 東京都渋谷区宇田川町20-17 NMF渋谷公園通りビル8F
司会進行:
とーやま校長(SCHOOL OF LOCK!)
募集人数:
大学生150名/社会人シートも50席用意します

大阪会場SESSION 3

2019年10月5日(土) 13:00-15:00

加藤一二三 水上颯 須貝駿貴 加藤一二三 水上颯 須貝駿貴
テーマ

大阪会場SESSION3の講師は、プロ棋士の加藤一二三さんと、
『東大王』東大王チーム大将の水上颯さん、そして大人気YouTubeチャンネル
「QuizKnock」の須貝駿貴さん。
「近い将来、9割の仕事は機械に置き換えられる」、
「10年から20年後に、今、日本で働いている人の約半数の49%の職業が、
機械や人工知能によって代替が可能」。
次々に公表される研究者たちの予測は更なる予測を生みました。
AIが人の仕事を奪った結果、街は職にあぶれた人で溢れ、
貧困層が拡大していくのでしょうか。

AI時代に生き残れる職種は何か、AIにとって代わられないために
どんなスキルを身につければ良いか…。
AIに脅える悲観論が絶えない一方、AIの発展は人々をこれまでの仕事から解放し、
新たな仕事を生むという楽観論もあります。
悲観か楽観か、脅威か共存か!?
頭脳明晰な二人の現役東大生、クイズの天才で「東大医学部のプリンス」こと水上颯さん、
物理学の研鑽を重ねる異色のYouTuber須貝駿貴さん、そして「神武以来の天才」と呼ばれる
加藤一二三さんの三人はどのように捉えているのでしょうか?

「人生にはいろいろな勝ちがある」と話す1180回負けた経験を持つ加藤九段の勝ちへのこだわりは、現役東大生の水上さん、須貝さんにも共通していました。
勝ちにこだわる彼らの学び論はAI時代を生き抜くヒントが詰まっています。
柔軟な発想で今を生きる年の差55歳の三人と一緒にクイズ形式で改めて考えましょう。(出題は「東大王」初代大将の伊沢拓司さん)
AIに仕事を奪われた後、人は何をするのか。
AIなんかにとって代わられない生き方とは何か。


水上颯 みずかみそう

現役の東京大学医学部生。第32回全国高等学校クイズ選手権優勝の経験あり。 2014年、2015年には日本テレビの『頭脳王』に出演し史上2人目の2連覇を達成。 公益財団法人孫正義育英財団の財団生(平成29年度以降)にも選ばれており、その「異能」は孫正義も認める逸材。 知能だけでなく端正な顔立ちから「東大医学部のプリンス」とも呼ばれ、卓球では甲府市優勝経験を持つ。 現在、TBS『東大王』にて東大王チーム大将としてレギュラー出演中。

須貝駿貴 すがいしゅんき

東京大学教養学部卒。東京大学大学院総合文化研究科在籍。専門は物性理論(超伝導)、日本物理学会の「学生優秀発表賞」の受賞実績がある。 東大卒クイズ王・伊沢拓司率いる知識集団「QuizKnock」のメンバー。 「ナイスガイの須貝」として人気チャンネル登録者数88万人超(2019年9月現在)のYouTubeチャンネル「QuizKnock」では 科学実験を中心とした企画シリーズ「QuizKnock Lab」の企画・プロデュースを務める。

加藤一二三 かとうひふみ

1940年1月1日生。福岡県嘉麻市出身。プロ棋士9段。実力制6人目の名人。師匠は(故)剱持松二九段。 1954年当時14歳でプロ4段、史上最年少棋士・史上初の中学生棋士となり、「神武以来の天才」と評された。 2017年6月20日「第30期竜王戦」の対局で引退。62年10カ月にわたる現役生活に終止符を打った。 タイトル獲得数は名人・王位・棋王など通算8期を誇る。引退後は仙台白百合女子大学客員教授に就任。 「ひふみん」の愛称で親しまれ、現在は様々なバラエティー番組に出演をしている。

応募概要

当日は『東大王』に出演中の水上颯さんにクイズで挑戦する企画も検討しています!

日時:
2019年10月5日(土)13時開場/13時30分開演/15時終了予定
会場:
大阪大学コンベンションセンター 会議室2アクセス
〒565-0871 大阪府吹田市山田丘1丁目1−1
司会進行:
とーやま校長(SCHOOL OF LOCK!)
募集人数:
大学生80名

2019年未来授業テーマ
FESTIVAL THEME

令和時代のムーンショット 令和時代のムーンショット

人類が初めて月面に足跡を刻んだ瞬間から今年で50年。

「一人の人間にとっては小さな一歩かもしれない。だけど、人類にとっては大きな一歩だ」。
アームストロング船長の言葉です。
それはアポロ計画に携わった40万人のチームワークで成し遂げた奇跡でした。

非常に困難ながら、実現すれば、世界が変わるような壮大な挑戦を、
わたしたちは、「ムーンショット」と呼ぶようになりました。

生命科学や人工知能の発展によって、人類は、新たな一歩を踏み出そうとしています。
だれもが宇宙旅行を楽しんで火星にも移住できる未来。
iPS細胞で精子と卵子を作製する未来。

「令和時代のムーンショット」は、
わたしたちをどこへ連れて行くのでしょうか。

FM FESTIVAL
未来授業とは?
ABOUT FM FESTIVAL

大学生を始めとする若い世代にこそ、日本人としての誇りと自信を持ってもらいたい! 彼らの「生き方」の琴線に触れる知的コンテンツを提供したい!そう考え、当企画をFMの祭典=FM Festivalとして2010年度に スタートさせた番組が「未来授業~FM Festival」です。

「知性」「感性」「野性」 若い世代の3つのセンスを刺激して、これからの世界に羽ばたいていく大学生に対し、 自らイノベーションを起こすように触発する。 大学の講義では決して体験できない特別授業です。

日本や世界を舞台に第一線で活躍し、時代の礎を築く「知の先達」による公開授業を通じ、 先達たちがこれまでに培ってきた豊かな知見に基づき、学生との対話型討論を通じて、 「知的エンターテインメント」としての場を提供します。

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