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見えない島を目指す

未来授業 原康司 第2回  Vol. 1726
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今週の講師は、原康司さん。
山口県を拠点にシーカヤックガイドとして活動する原さんは、これまでアマゾン川の単独下降、アラスカベーリング海沿岸の単独航海、福岡〜韓国のシーカヤック横断など数々の遠征を成功させてきた、シーカヤックのエキスパートです。

そんな原さんが今年7月、新たに挑んだ冒険が国立科学博物館による実験「3万年前の航海 徹底再現プロジェクト」。原さんは、木の船を漕ぐ「漕ぎ手キャプテン」として台湾から与那国島までの航海を成し遂げ、プロジェクトを成功に導きました。

実験では、3万年前の技術で「丸木舟」の製作が可能だと判明。私達の祖先は、丸木舟で台湾から渡ってきたという仮説のもと、実験は、いよいよ本番の航海へ。しかしここにも困難が待ち受けていました。

未来授業2時間目。テーマは「見えない島を目指す」

原康司(はら・こうじ)
1972年山口県出身。シーカヤッカ―。瀬戸内伝統航海協会理事。DAIDUK OCEAN KAYAKS & ADVENTURE主宰。92年アメリカ大陸自転車横断を皮切りに94年アマゾン河単独下降4,000km。インドネシア・トギアン諸島にて3年に渡り真珠養殖業に従事しシーカヤックで周辺の海洋民族との交流を持つ。96年からアラスカ遠征を繰り返し、ユーコン河カヤック単独下降3,000km、北極圏自転車横断1,500km、北極圏ノアタック河、コブック河単独下降。九州カヤック一周1,200km、瀬戸内海をカヤック縦断500km、2003年にはアラスカ・ベーリング海沿岸1,700km単独航海に成功。2014年福岡~韓国釜山まで250kmを史上初無伴走船でのシーカヤック単独横断に成功。2代目瀬戸内横断隊隊長。2019年7月「3万年前の航海徹底再現プロジェクト」漕ぎ手リーダーとして台湾から与那国島までの航海を成し遂げ、プロジェクトを成功させた。