今週の講師は、ロボット工学者で大阪大学基礎工学研究科教授の石黒浩さん。
知能ロボット研究の世界的な第一人者で、2007年CNNの「世界を変える8人の天才」の一人にも選ばれています。
高度な機能を備える人間酷似型アンドロイドを研究する一方で、石黒さんがいま取り組んでいるのが、機能とデザインを単純化したロボット「テレノイド」の商品開発にも携わりました。
未来授業3時間目、テーマは『ミニマルデザインのロボット』。
【石黒浩(いしぐろ・ひろし)】
ロボット工学者。大阪大学基礎工学研究科教授。1963年、滋賀県生まれ。86年、山梨大学工学部計算機科学科卒業後、同大学院修士課程修了。大阪大学大学院基礎工学研究科博士課程修了。文部科学省グローバルCOEプログラム「認知脳理解に基づく未来工学創成」拠点リーダー。ATR知能ロボティクス研究所客員室長。知能ロボットと知覚情報基盤の研究開発を行い、次世代の情報・ロボットの基盤の実現をめざす。人間酷似型ロボット研究の第一人者。著書に『ロボットとは何か 人の心を映す鏡』(講談社現代新書)『どうすれば人を創れるか』(新潮社)などがある。