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柳川範之第3回 未来授業 Vol.248
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今週の講師は、東京大学大学院 経済学研究科 教授の柳川範之(のりゆき)さん。
政府の国家戦略会議がまとめた、2050年に向けた長期ビジョン『フロンティア構想』を作成したメンバーの一員です。
このフロンティア構想に盛り込まれたのが、柳川さんが提唱する“40歳定年制”。日本企業の多くが採用する、いまの定年制度とは大きく異なるこのアイデアが注目を集めています。

40歳で一度区切りをつけ、学びなおしの機会を与え、その後の働き方の選択肢を増やすことで、「75歳まで働ける社会」を目指す、という40歳定年制。

この制度は、同じ会社に再就職することもできるので、長期雇用を否定するものではない、と柳川さんはおっしゃっていますが、反論もあります。
例えば、企業が、この制度に乗じてリストラ策に利用する可能性です。

未来授業3時間目。テーマは『40歳という区切り』

【柳川範之】
1963年生まれ。大学入学資格検定(大検)合格を経て、88年に慶大経済学部の通信教育課程を卒業。93年東大大学院博士課程終了、博士号取得。2011年からは東京大学大学院 経済学研究科 教授。2050年に向けた政府の長期ビジョン『フロンティア構想』の報告書に盛り込まれた“40歳定年制”の発案者。