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高宮利行 第2回 未来授業 Vol498
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今週の講師は、慶應義塾大学名誉教授、高宮利行さん。
活字や印刷の歴史に詳しく、書籍の形状や成り立ちを研究する「書誌学」の第一人者でもあります。

活字メディアにとって、大きな転換点となったのが、15世紀。
ドイツのグーテンベルクが活版印刷の技術を考案し、実用化したことです。

この「グーテンベルクの印刷術」は、「羅針盤」や「火薬」とともに、「ルネサンス三大発明」の一つに数えられています。

未来授業2時間目、テーマは『グーテンベルクと印刷革命』

◆高宮利行(たかみや・としゆき)1944年東京生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科英文学専攻博士課程及び、ケンブリッジ大学英文学部博士課程修了。現在、慶應義塾大学名誉教授。専門は中世英文学、書誌学。中世写本のコレクターとしも広く知られている。日本英文学会理事、日本中世英語英文学会長などを歴任するほか、ロンドン好古家協会フェロー、シェフィールド大学名誉文学博士、グラスゴー大学名誉上級研究フェローなどを務める。著書に『西洋書物学事始め』青土社(1992)、『アーサー王伝説万華鏡』中央公論社(1995)、『グーテンベルクの謎』岩波書店(1998)、『本の世界はへんな世界』雄松堂出版(2012年)など。