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玄田有史  第1時限目 Vol.588
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今週の講師は、東京大学・社会科学研究所教授の玄田有史さん。ニート研究の第一人者として知られ、最近では、「SNEP(スネップ)」という新しい概念を提唱、この言葉は、去年の流行語大賞にもノミネートされました。

SNEPと呼ばれる人の数は、最新の調査によれば国内に162万人。この衝撃的な数字は、いまや深刻な社会問題として認識されています。
今週は、この新しい概念「SNEP」とはなにか。その社会的背景や、解決策について考えていきます。
未来授業一時間目、テーマは『なぜSNEPは増え続けるのか』

玄田有史(げんだ・ゆうじ)1964年生まれ。88年東京大学経済学部卒業、92年同大大学院経済学研究科博士課程退学。ハーバード大学、オックスフォード大学各客員研究員、学習院大学教授を経て、東京大学社会科学研究所教授、博士(経済学)。主な著作『仕事のなかの曖昧な不安』(中央公論新社、2001年、日経・経済図書文化賞、サントリー学芸賞受賞、中公文庫、2005年)、『ジョブ・クリエイション』(日本経済新聞社、2004年、エコノミスト賞、労働関係図書優秀賞受賞)、『孤立無業(SNEP)』(日本経済新聞出版社)