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大茂芳 第2回 未来授業 Vol. 641
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今週の講師は奈良県立医科大学 名誉教授、大茂芳さん。研究分野は「皮膚や骨など生体組織のコラーゲン繊維」、そして「蜘蛛の糸の物理学的性質」。蜘蛛の糸。その不思議に見せられた大さんは、35年にわたり研究を続け、現在はこの分野の第一人者として知られています。

人類が誕生したのがおよそ300万年前。一方、蜘蛛と言う生物は、4億年の歴史を持っていると言います。街の片隅や、林の中で見かける「蜘蛛の巣」にも、4億年かけて培われた、巧妙なメカニズムが隠されている・・・大さんはそう説明します。

未来授業二時間目、テーマは、『昨晩の蜘蛛の巣と、今晩の蜘蛛の巣は、同じではない』

◆大茂芳(おおさき・しげよし)
奈良県立医科大学 名誉教授。研究分野は「皮膚や骨など生体組織のコラーゲン繊維」、そして「蜘蛛の糸の物理学的性質」。著書に『クモの糸の秘密』、『コラーゲンの話~健康と美をまもる高分子~』、『クモの糸のミステリー~ハイテク機能に学ぶ~』、『クモはなぜ糸から落ちないのか』など多数。2006年5月、クモの糸で作った紐に自らぶら下がり話題となる。