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ファーブル昆虫記とはどんな本なのか?

未来授業 第1回 奥本大三郎 Vol. 1542
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今週の講師は作家でフランス文学者の奥本大三郎さん。
30年にわたって翻訳を成し遂げた『ファーブル昆虫記』を通じて、私たちが気づかされることについて、考えていきます。
子どものころから虫に魅せられ、フランス文学者になった奥本さんは、昨年、『完訳版 ファーブル昆虫記』を完成させました。
並行してジュニア版ファーブル昆虫記も刊行し、子どもたちに自然の素晴らしさと、虫たちが暮らせる環境の大切さを伝えています。
こうした功績から、2018年、JXTG児童文化賞を受賞しました。

未来授業1時間目、テーマは 

『ファーブル昆虫記とはどんな本なのか?』

日本では、すっかりおなじみになっているファーブル昆虫記、しかし本国フランスでは、これまであまり馴染みのないものだったそうです。 

奥本 大三郎(おくもとだいさぶろう)
1944年大阪生まれ。フランス文学者、作家。東京大学大学院修了。大阪芸術大学教授、埼玉大学名誉教授、NPO日本アンリ・ファーブル会理事長、ファーブル昆虫館「虫の詩人の館」館長。
著書に『完訳ファーブル昆虫記』(集英社)、『ファーブル昆虫記ジュニア版』(集英社、産経児童出版文化賞受賞)、『楽しき熱帯』(集英社、サントリー学芸賞受賞)、『斑猫の宿』(のち中公文庫、JTB旅文学大賞)、『博物学の巨人アンリ・ファーブル』(集英社)、『散歩の昆虫記』(幻戯書房)、『ぼくらの昆虫記』(デコ)ほか多数。