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コロナと言語、名前に関する考察

コロナの時代を生き抜くヒント 山極壽一さん 第2回未来授業 Vol.1962
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今週の講師は霊長類学者で、ゴリラ研究の世界的権威、山極壽一さんです。今年9月まで6年間に渡って京都大学の総長を務めたことでも知られています。

コロナの時代をわたしたち“人間”はどうのように生き抜けばいいのか。今日は言葉と物語をめぐる考察です。
SNSの拡大で、言葉と表現は大きく変化しました。コロナでこの動きが加速、世の中には情報があふれています。一方、かたちのないもの、人間の感情や愛をストーリーで語るのが“物語”。人間特有の表現方法です。

未来授業2時間目、テーマは『コロナと言語、名前に関する考察』

◆山極壽一(やまぎわじゅいち)
1952年東京生まれ。京都大学理学部卒、同大学院理学研究科修士課程修了、同大学院理学研究科博士後期課程研究指導認定、退学。京都大学理学博士。日本モンキーセンター・リサーチフェロー、京都大学霊長類研究所助手、同大学院理学研究科助教授、前京都大学総長。
1975年からニホンザルやゴリラの野外研究に従事し、類人猿の行動や生態をもとに、人間社会の由来をさぐっている。『ゴリラからの警告「人間社会、ここがおかしい」』(毎日新聞出版)、『15歳の寺子屋 ゴリラは語る』(講談社)、『野生のゴリラと再会する』(くもん出版)、『人生で大事なことはみんなゴリラから教わった』(家の光協会、2020年)など、著書多数。