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「人新世という概念」

大阪市立大学大学院 准教授 斎藤幸平さん 第1回 未来授業 Vol.1946
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今週の講師は 斎藤幸平さん。
高校卒業後、アメリカやドイツの大学で学び、現在は、大阪市立(いちりつ)大学大学院 准教授として学生の指導にあたりながら経済や社会の思想と、環境問題を俯瞰的にみた著作を執筆しています。
ことし9月には、集英社から『人新世の資本論』を刊行。
19世紀に記されたマルクスの『資本論』を、現代にうまくアジャストさせることで、未来が開けるということを、具体例を挙げながら論じています。
環境破壊による気候変動、様々な格差・・・私たちが生きる社会は、全貌すら見えない、複雑で、大きな問題に直面しています。
生き残るために、どんな考え方が必要なのでしょうか。

未来授業1時間目、テーマは「人新世という概念」

■斎藤幸平 (さいとうこうへい)プロフィール
1987年生まれ。専門は経済思想・社会思想。ベルリン・フンボルト大学哲学科博士課程修了。博士(哲学)。Karl Marx’s Ecosocialism: Capital, Nature, and the Unfinished Critique of Political Economy (邦訳『大洪水の前に マルクスと惑星の物質代謝』堀之内出版)によって、権威あるドイッチャー記念賞を日本人初、歴代最年少で受賞。編著にマルクス・ガブリエルらとの対談集『未来への大分岐』(集英社新書)など。最新著書は「人新世の『資本論』」(集英社新書)