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19.10.03
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南三陸町を自転車で駆ける!ふれあう!「みなチャリ」体験レポート」!

今週から始まりました新番組、「Hand in Hand」。
この番組は、全国各地の災害被災地の「今」と、その土地に暮らす人たちの取り組みや、
地域の魅力をお伝えしていくプログラムです。

一回目のテーマは・・・
「南三陸町を自転車で駆ける!ふれあう!「みなチャリ」体験レポート」!

宮城県南三陸町でいま、新しいアクティビティとして注目されている、
サイクリングプログラム、「みなチャリ」を体験してきました!

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番組パーソナリティの高橋万里恵さんは、朝ワイドの「クロノス」担当時、
「LOVE & HOPE」の取材で、東日本大震災以来、何度も南三陸町を訪れていますが、
いつもは車での移動のため、自転車でのんびり町を走るのはもちろん初めて。
いったい今回の体験でどんな出会いがあったのでしょうか?

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南三陸町は、宮城県の北東部にあって、リアス式海岸の美しい景色に恵まれ、
海岸線は「三陸復興国立公園」にも指定されています。

東日本大震災では、20メートルを超える津波によって大きな被害を受けましたが、
8年が経過、街づくりが徐々に進み、それに合わせて観光事業も充実してきているのが、
今の南三陸町です。

そんな観光事業の一つが、今日ご紹介するサイクルツーリズム「みなチャリ」。
プログラムを主宰する南三陸町観光協会の阿部悠斗さんにお話しを伺いました。


◆阿部悠斗さん

「昨年の5月ごろからスタートして今年2年目なんですけど、こうして“震災の町”じゃない、新しいプログラムとして、楽しく、そして地域との交流が出来るものになっています。クロスバイクに乗って、ガイドの案内で南三陸の町なかを見る。コースは2つあって、のどかな田園風景を巡る「入谷コース」と、おもに海側、そして新しい市街地など「復興」を象徴する場所を巡る「志津川コース」があります。コースは最長でも約15km、クロスバイクの乗り方もしっかりレクチャーしてから出発するので初心者でも安心です。ちょっとだけ坂道はありますけど。どちらのコースも最大の特徴は、町に暮らす一般の方のお家にお邪魔する“お茶っこタイム”。地元の方と会話をしながらお茶のおもてなしを受けて頂きます。そこでの交流が、次にまた南三陸に来るきっかけになって繋がっていけばいいなと思っています。手作りのおやつなど、訪ねるお家ごとのいろんなおもてなしもぜひ楽しんでください」

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ということで、“お茶っこ”への期待に胸を膨らませながら、万里恵さん、
持参したサイクリングウェアに着替えて、レンタルのヘルメットをかぶり、
イエローのクロスバイクに乗って、準備万端!

ここからガイドをしてくださるのは、「みなチャリ」立ち上げ時からのメンバーであり、現在はガイドを務めながらも、より幅広いアクティビティを楽しめるプロジェクトの立ち上げに向け準備をしているという佐藤慶治さん。南三陸町にはこうした高い志を持った好青年が多いんです。

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などなど感心しつつも佐藤コーチのレクチャーを受け、いよいよ出発です。

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「みなチャリ」拠点の「南三陸ポータルセンター」を出発!

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まだ復興工事が続く町の様子を見ながら・・・

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美味しいものがいっぱいの「さんさん商店街」は素通り。後ろ髪ひかれる〜

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途中途中でこうして自転車を停め、復興の現状などの説明を受けながら・・・

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波おだやかな志津川湾の海が見えてきました。

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漁船が並ぶ港も通り抜け・・・

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おととし海水浴場として再開した「サンオーレそではま」でちょっと休憩。

ここまで大した上り坂もなく、心地いいサイクリング・・・でしたが、ここから今日の“お茶っこ”をいただく、民宿「なか」を営む渡辺さんの家までは、登って下って登って下って、2つほど急坂が待っていました。万里恵さん、ヒーヒー言いながらもギアを落としてなんとか坂をクリア。そして渡辺さんの家に着くと、漁師でもあるお父さんと、料理名人のお母さん&娘さんが、にこやかに一行を迎えてくれました。

そしてお家にお邪魔すると衝撃の光景が!

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え?お茶っこですよね??お茶におやつが付いてるみたいな。
これまるで宿の夕食メニューじゃないですか!!

しっかり人数分、用意されていたお料理。旬のカツオに自家菜園で採れたお野菜、
しかも牡蠣やタコはお父さんが今朝、我々のために海にとりに行ってくれたものです。

目を丸くする我々に、こうして「みなチャリ」で訪ねて来てくれる人を迎える喜びや、
美味しいもので感動してもらいたいという思い、これがきっかけで交流が続いてる人がいることや、
志津川湾の豊かな恵みについて、など、いろんな話を聞かせてくれました。
そしてカツオも牡蠣もタコも美味しい!感動してたら牡蠣のおかわりまで出てきました〜

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というか渡辺さんのお宅でのお茶っこが楽しすぎて時間を大幅にオーバー(笑)。
本来はこのあと、鬼の急坂を超えて、復興住宅が整備されたエリアなどを巡って帰る予定だったのですが、パスして直帰することになりました。お腹いっぱいで急坂パスは幸運でしたが・・・

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かくして筋肉痛の心配もなく「みなチャリ」を終えた我々一行。
美しい眺めはもちろん、風を切って走る爽快感、復興の現状も間近に感じ、
そして(今回はたまたまですが)美味しいお料理を頂くことも出来て、
最高に豊かな時間を過ごすことが出来ました。

なんといってもこうして地元の方と交流をすることで、「またあの家族に会いたい」という、
次に来る理由が出来ます。

ぜひ南三陸町へお出かけの際は、「みなチャリ」、体験してみてください。
きっと南三陸町が好きになります。

ちなみに“お茶っこ”は、立ち寄るお宅によっては、手作りのお菓子が出てきたり、
自家製のお漬物だったりいろいろ。私たちのは参考にしないでください(笑)

「みなチャリ」は、毎日、午前と午後、1組ずつ受付け。3月から11月末まで開催です。
詳しくは南三陸町観光協会の「みなチャリ」サイトをご覧ください。

番組からの“お土産プレゼント”があります。
今日は「ワカメ」のデザインがとっても可愛いい「WAKAMEKKO手ぬぐい」を、3名の方にプレゼントします。
新わかめ色、わかめ色、塩蔵わかめ色、ご希望の色を書いてご応募ください。

「WAKAMEKKO手ぬぐいの当選者は旭川のオウサマペンギンさん、はなかみーさん、hiro.s.a.nさんです。たくさんのご応募ありがとうございました!」

ご希望の方は、番組ホームページのメッセージフォームからご応募ください。
今日の感想や番組へのメッセージもお待ちしています!

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